今週のフラッグ › 第2号

今週のフラッグ 第2号
世界選手権2026 総括──男子6位、次は2028年

2026.08.17 発行|FLAG START編集部

世界選手権が8月16日に閉幕しました。日本代表は男子6位・女子10位。男子は準々決勝でアメリカに7点差まで迫りながら、五輪切符に一歩届きませんでした。大会の全結果と、そこから見えたことをまとめます(大会直後の臨時号です)。

日本代表は男子6位・女子10位

男子はグループBを3戦全勝で1位通過。世界2位のオーストリアに43-42、カナダに37-28と競り勝ちました。準々決勝の相手はアメリカ。38-45と7点差まで迫りましたが敗れ、ここで五輪切符を逃しました。5位決定戦はアメリカ領サモアに38-48。それでも前回大会11位から6位へ、大きな前進です。女子は初戦でブラジルを32-0と完封したものの、パナマに13-37、カナダに20-34で敗れグループD3位。決勝トーナメントに進めず、9位決定戦で中国に14-27。前回3位から10位となりました。

全16チームの最終順位を見る

LA2028の切符は男子イタリア・カナダ、女子カナダ・メキシコへ

この大会で決まる枠は男女各2つ。開催国アメリカは自動出場枠を持つため対象外で、アメリカが上位2位以内に入ったことで枠が3位のチームに回りました。結果、男子はイタリア(2位)とカナダ(3位)、女子はカナダ(1位)とメキシコ(3位)が獲得。日本の次の機会は2028年の最終予選(Olympic Q-Series)です。残り3枠がここで決まります。

大会の完全ガイドを読む

最大の波乱:アメリカがアメリカ領サモアに敗れた

男子グループステージで、5連覇中のアメリカが大会初出場のアメリカ領サモアに32-38で敗れました。これはアメリカにとって2012年決勝(対オーストリア)以来14年ぶりの公式戦敗戦でした。もっともアメリカ領サモアは無名の伏兵ではありません。IFAF公式の登録名簿によると、QBはNFLトゥア・タガヴァイロアの弟タウリア・タガヴァイロア(元メリーランド大)で、この試合で5タッチダウンパスを記録しました。登録12人の国籍はすべて米国で、米本土でプレーしてきたサモア系の選手たちで構成されています。アメリカ領サモアは初出場で5位。この敗戦でアメリカがグループA2位に回り、結果として日本の準々決勝の相手になりました。

全試合のスコアを見る

女子はカナダが初優勝。アメリカの3連覇が止まった

女子決勝はカナダがアメリカを27-20で下し、初の世界一。大会前に史上初の世界ランキング1位に立っていたメキシコは、準決勝でカナダに6-20と抑えられ3位でした。男子はアメリカがイタリアを46-26で破り6連覇。決勝に進んだイタリアが五輪切符を掴んだのも、この大会の大きな出来事です。

最終順位と全試合結果

数字で見た大会:84試合で完封はたった1つ

不戦勝を除く84試合を集計すると、勝ったチームの平均は35.8点、負けたチームは23.2点、1試合の合計は平均59.0点でした。フラッグフットボールで30点台は珍しくありません。一方で相手を0点に抑えた試合は84試合中1つだけ——女子日本のブラジル戦(32-0)です。1点差の試合は8つありました。得点しやすく、完封が極めて難しい競技であることが数字に出ています。

点数の見方を読む

大会中に公開した記事

「世界選手権2026 完全ガイド」を日程・日本代表メンバー・視聴ガイド・観戦ガイドの4ページに拡張し、全試合結果と順位を自動更新する結果ページを新設しました。あわせて「フラッグフットボールの点数の見方」を公開。得点ルールはIFAF公式ルールの原典で確認しています。

記事一覧を見る

観たあとは、やってみる

世界選手権を観て興味を持った方へ。全国19都道府県・134チームのデータベースを公開しています。「体験OK」「単身参加OK」「初心者歓迎」で絞り込めます。防具もいらず、始めるのに必要な費用は1万円以下です。

近くのチームを探す

毎週金曜に更新しています

バックナンバーを見る
← 第1号 第3号 →
近くのチームを探す