For School 授業の
授業の
フラッグフットボール。
3行でわかる
- 先生向け:授業でそのまま使えるドリル19本と、単元の流れの例(導入→基礎→作戦の伝達→まとめ)
- 作戦集:走る・だます・パスの8作戦を動く図解で
- 子ども・保護者向け:授業前に読む5分ガイド
教える先生にも、授業を受ける子にも。今日から使えるものだけを置いています。
先生向け:授業でそのまま使えるドリル(19本)
すべて非接触前提・距離/回数/時間つき。クリックで手順が開きます。
単元の流れの例(45分×数コマ)
初回はこの順番で。各ドリルの所要時間は一覧に表示しています。
- 導入フラッグ鬼ごっこ遊びながらフラッグの感覚をつかむ(10分)
- 基礎捕る・追う の基本(各8分)
- 作戦の伝達ハドル30秒ドリル誰がどこへ走るかを全員に正確に伝える練習。この競技の学習価値(10分)
- まとめミニゲーム3対3作戦を使って試合(15分)
入門 2人 10分 グリップ&スパイラル キャッチボール
手順
- ボールの紐(レース)に指をかけ、人差し指を先端寄りに置いて握る
- 5mの距離で向かい合い、耳の横から肘を先行させて投げる
- 回転が横にぶれたら距離を3mに縮めて、回転だけに集中する
- 10球連続できれいな回転がかかったら1m下がる
やり方を図で5mで向かい合う
- 1耳の横から、肘を先行させて投げる。回転がぶれたら3mに縮める
- 210球連続できれいな回転がかかったら、受け手が1m下がる
指導のポイント:距離を伸ばすことより回転の質を優先する。力むと肘が下がるので「耳の横から」を合言葉に。
入門 2人 8分 ニーリングスロー
手順
- 両膝立ちで5m離れて向かい合う
- 上半身のひねりと腕の振りだけで10球投げ合う
- 片膝立ち(投げる腕と逆の膝を立てる)でさらに10球
- 立って同じフォームを再現して10球
やり方を図で両膝立ち → 片膝 → 立って
- 1両膝立ちで、上半身のひねりと腕の振りだけで10球
- 2片膝立ち(投げる腕と逆の膝を立てる)で10球 → 立って10球
指導のポイント:上半身のひねりと腕の振りを確認しましょう。立っても同じフォームを再現できるかがポイント。フォロースルーで親指が下を向いていれば正しく投げられています。
初級 1〜2人 10分 ターゲットスロー
手順
- 壁やフェンスにマーカーで的(直径50cm目安)を決める
- 7mから10球投げ、命中数を記録する
- 8球以上当たったら10mに下げる
- 毎回同じ球数で記録をつけ、前回の自分と比べる
やり方を図で壁の的に7mから
- 17mから10球投げ、命中数を記録する
- 28球以上当たったら10mに下げる。毎回同じ球数で前回の自分と比べる
指導のポイント:的のわずかに上を狙う。記録を残すことが上達の最短ルート。
入門 2人 8分 ダイヤモンドキャッチ基礎
手順
- 両手の親指と人差し指で菱形(ダイヤモンド)をつくる
- 3mの近距離で、胸より上のボールをすべてこの手形で20球捕る
- 胸より下は小指同士をつけた「すくう形」で20球
- 慣れたら距離を5mへ
やり方を図で3mの近距離から
- 1胸より上のボールを20球、ダイヤモンドの手形で捕る
- 2胸より下を20球、すくう形で。慣れたら5mへ
指導のポイント:体で抱え込む捕り方を今のうちに卒業させる。目でボールの先端を最後まで見る。
初級 2人 8分 テニスボール反応キャッチ
手順
- 3mで向かい合い、テニスボールをノーバウンドで投げ合う
- 慣れたら投げ手はフェイントを入れて左右に散らす
- 片手キャッチ(左右各10球)に進む
- 仕上げに2球同時投げ→両手で1球ずつ捕る
やり方を図で小さいボールで反応を鍛える
- 1ノーバウンドで投げ合う。慣れたら投げ手がフェイントで散らす
- 2片手キャッチ(左右各10球)→ 2球同時投げ→両手で1球ずつ
指導のポイント:小さいボールが捕れれば楕円球は大きく見える。失敗して笑うくらいのテンポが正解。
初級 1〜3人 12分 ルートツリー基礎(スラント・アウト・ゴー)
手順
- スラント:3歩進んで、45度内側(コートの中央側)へ方向を変える
- アウト:5歩進んで、90度外側(サイドライン側)へ方向を変える
- ゴー:全力でまっすぐ前へ
- 各ルート×5本。コーンを置いてカット位置を固定する
やり方を図でコーンでカット位置を固定
- 1各ルート×5本。コーンの位置でカットする
- 2カットは外側の足で地面を蹴って切り返す
指導のポイント:カットの手前で減速しない選手はいない。減速を短くする意識で差がつく。ルートの図解は本サイトのパスルート辞典を参照。
入門 1人〜 8分 コーンカット
手順
- コーンを5m間隔でジグザグに5個置く
- 外側の足で地面を蹴って切り返しながら走り抜ける
- 3往復×2セット
- 慣れたらタイムを計る
やり方を図でジグザグに5個
- 13往復×2セット
- 2慣れたらタイムを計る
指導のポイント:切り返しの瞬間に腰を落とす。上体が立ったままだと膨らむ。
入門 2人 8分 ミラードリル
手順
- 5m幅のラインを挟んで向かい合う
- 攻撃役は左右にステップ、守備役は鏡のように追従する(接触なし)
- 30秒×3セット、役割交代
- 守備役は攻撃役の腰(フラッグの高さ)から目を離さない
やり方を図でラインを挟んで鏡のように
- 1攻撃役は左右にステップ、守備役は鏡のように追従(接触なし)
- 230秒×3セットで役割交代
指導のポイント:見るのは顔でもボールでもなく腰。腰は嘘をつかない。
入門 4人〜 10分 フラッグ鬼ごっこ
手順
- 10m四方のエリアに全員フラッグを着けて入る
- 制限時間1分で、自分のフラッグを守りながら他人のフラッグを取る
- 取られた人もエリアに残り、取り続けてよい(腰から抜けたら付け直す)
- 取った本数が最多の人が勝ち
やり方を図で10m四方で1分
- 1自分のフラッグを守りながら、他人のフラッグを取る
- 2取られても残って取り続けてよい(抜けたら付け直す)。最多本数が勝ち
指導のポイント:授業の導入に最適。「押さない・つかまない」だけ先に約束する。
初級 2人〜 8分 ゲートフラッグプル
手順
- コーンで幅3mのゲートをつくる
- 攻撃役はゲートを走り抜ける、守備役はゲート内で待ちフラッグを取る
- 10本中何本取れたか記録して交代
- 慣れたらゲート幅を4mに広げる
やり方を図で幅3mのゲートで待つ
- 1攻撃役はゲートを走り抜ける。守備役はゲート内で待ってフラッグを取る
- 210本中何本取れたか記録して交代
指導のポイント:取りにいくのは相手が目の前に来た瞬間。早く手を出すとかわされる。腕を伸ばして「振り抜く」。
中級 3人 10分 2対1プル
手順
- 幅10mのエリアで攻撃1人・守備2人
- 守備は1人が正面に立って進路を限定し、もう1人が横からフラッグを取る役割を決めてから始める(体で止めない・接触なし)
- 攻撃がエンドラインを越えたら攻撃の勝ち
- 3本ごとに役割・攻守を交代
やり方を図で守備2人の役割を決めてから
- 1守備は「正面で減速させる役」「横から取る役」を決めてから
- 2攻撃がエンドラインを越えたら攻撃の勝ち。3本ごとに交代
指導のポイント:2人が同時にフラッグへ向かうのが最悪の形。「進路を限定する役」と「取る役」を声で決めてから動く。体で止めない。
入門 1人〜 10分 ラダー基礎3種
手順
- 1マス2歩(イン・イン)で往復
- 横向きシャッフルで往復
- イン・イン・アウト・アウトで往復
- 各3本。ラダーがなければ地面に線を引けばよい
やり方を図でラダーがなければ線を引けばよい
- 13種類を各3本。速さより足のリズムを優先
指導のポイント:速く見せるより「音を小さく」。接地が静かな選手は次の一歩が速い。
初級 1人〜 8分 5-10-5シャトル
手順
- 5m間隔でコーンを3つ並べ、真ん中からスタート
- 右コーンへ5m→左コーンへ10m→真ん中へ5mを全力で
- タイムを計り記録する
- 2〜3本で十分(質重視)
やり方を図で真ん中からスタート
- 1右5m → 左10m → 真ん中へ5m を全力で
- 22〜3本で十分(質重視)
指導のポイント:コーンの外を回らずタッチで折り返す。疲れてからやっても速くならない、元気なうちに全力で。
中級 2人 10分 ジュークドリル
手順
- 幅5mの通路を作り、守備役が中央に立つ
- 攻撃役は助走から、守備役の手前でステップを入れてかわす(接触禁止)
- 守備役はフラッグを取りにいく
- 5本ずつ交代。使ったステップの種類を数える
やり方を図で幅5mの通路をかわす
- 1助走から、守備役の手前でステップを入れてかわす
- 25本ずつ交代。使ったステップの種類を数える
指導のポイント:かわす方向と逆に一度「重さ」を見せる。上手な選手ほど、かわす前が遅い。
入門 2人〜 8分 リアクションスプリント
手順
- うつ伏せ・長座・後ろ向きなど不利な姿勢からスタート
- 合図で起き上がり10m全力
- 姿勢を変えて計6本
- 2人で競争にすると質が上がる
やり方を図で不利な姿勢から10m
- 1合図で起き上がり、10m全力
- 2姿勢を変えて計6本
指導のポイント:最初の3歩は歩幅を狭く。いきなり大股は転ぶ。
入門 4人〜 10分 ハドル30秒ドリル
手順
- 攻撃側は30秒以内に作戦(誰がどこへ走るか)を決め、それぞれの位置へ移動する
- 1プレー実行後、また30秒ハドル
- これを5プレー連続で回す
- 伝達ミスが出たら、なぜ伝わらなかったかを30秒だけ話す
やり方を図で30秒で決めて散開
- 130秒以内に作戦を決めて散開する
- 21プレー実行→また30秒ハドル。5プレー連続で回す
指導のポイント:上手なハドルは「全員が一言ずつ」。1人が喋り続けるチームは本番で崩れる。授業の核として最適。
初級 3人 10分 スナップ&ハンドオフ基礎
手順
- センターは股の間からQBへボールを渡す(スナップ)×10本
- QBはランナーの腹へボールを差し込むハンドオフ×10本
- スナップ→ハンドオフ→5m走を通しで10本
- 落とした数を記録する
やり方を図でスナップ → ハンドオフ → 5m走
- 1スナップ×10本 → ハンドオフ×10本 を別々に
- 2スナップ→ハンドオフ→5m走を通しで10本。落とした数を記録
指導のポイント:ハンドオフは渡す側が最後まで両手で。もらう側は肘を上げて「箱」をつくる。
初級 3人 8分 トライアングルパス
手順
- 3人が7m間隔の三角形に立つ
- 投げたら次の頂点へ走って三角形を保つ
- 時計回り3分・反時計回り3分
- 落とさず何回続くか記録
やり方を図で投げたら次の頂点へ
- 17m間隔の三角形。投げたら次の頂点へ走って三角形を保つ
- 2落とさず何回続くか記録
指導のポイント:基本は「投げてから走る」。慣れてきたら、発展の目標として「走りながら投げる」に進むと実戦の形になります。
入門 6人〜 15分 ミニゲーム3対3
手順
- 幅10m×縦15mのコートで3対3
- 攻撃側は3回の攻撃でエンドゾーン(ゴール)を目指す。走っても投げてもよい
- 守備はフラッグを取ればその地点でプレー終了
- 3回攻めたら攻守交代。タッチダウン数で競う
やり方を図で幅10m×縦15m
- 13回攻めたら攻守交代
- 2タッチダウン数で競う
指導のポイント:授業の締めに最適。上手な子が全部やらないよう「全員が1回はボールに触る」ルールを足すとよい。
あわせて使える公式リソース
・無償教材:JFFOの用具・教材無償提供。2026年度は800校・助成校決定済み、9月上旬から発送(次年度は未発表)→ 先生向けガイドの教材案内
・学習指導要領上の位置づけ・スポーツ庁の指導の手引 → 先生向け詳細ガイド
・大会で使われる正式なルール → ルール完全ガイド
・競技経験者向けの全30本 → ドリル辞典
・無償教材:JFFOの用具・教材無償提供。2026年度は800校・助成校決定済み、9月上旬から発送(次年度は未発表)→ 先生向けガイドの教材案内
・学習指導要領上の位置づけ・スポーツ庁の指導の手引 → 先生向け詳細ガイド
・大会で使われる正式なルール → ルール完全ガイド
・競技経験者向けの全30本 → ドリル辞典
作戦を立てる
子ども・保護者向け:授業の前に読む
競技そのものの解説(ルール・魅力・始め方)はフラッグフットボールとはへ。
ドリルは一般的なフットボール指導で広く用いられる練習方法を非接触前提で再構成したものです。学習指導要領・教材・学校実施数の出典は先生向け詳細ガイドに記載。2026年8月26日公開。
よくある質問
体育の授業で使えるフラッグフットボールのドリルはありますか?
あります。このページに、接触なしで全員に役割が生まれる授業向けドリル19本を、距離・人数・所要時間つきで掲載しています。導入(フラッグ鬼ごっこ)→基礎(キャッチ・ミラー)→核(ハドル30秒ドリル)→まとめ(ミニゲーム3対3)の単元の流れの例も紹介しています。
フラッグフットボールの授業はなぜ増えているのですか?
小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 体育編に「ゴール型」の例示として記載されており、接触プレーがルールで禁止=ケガのリスクが低く、1プレーごとに作戦を立てるため運動が得意でない児童にも役割が生まれるからです。全国の小学校の約3分の1にあたる約6,700校が実施しています(日本フラッグフットボール協会発表)。
同じ質問の一覧は よくある質問まとめ にあります。