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フラッグフットボールとは?
ルール・魅力・始め方を徹底解説

【ルール解説】2026.08.26 更新(2026.08.02 公開)|FLAG START編集部

3行でわかる

  1. タックルの代わりに、腰につけたフラッグを取る非接触の競技。防具は不要
  2. 5人制。4回以内に中央線を越え、さらに4回でタッチダウン(6点)を狙う
  3. 用具は1万円以下。体験は手ぶらOKのチームが多いので、まず体験から
この記事でわかること
① フラッグフットボールがどんな競技か(30秒でわかります)
② 何が面白いのか — 経験者が口を揃える3つの魅力
③ 基本ルールと、始めるのに必要なもの・費用
④ 今日から始めるための最初の一歩
目的別の近道
・ルールの細かい規定(人数・時間・反則)まで知りたい → ルール完全ガイド
・子どもにやらせたい → 子ども向けチーム全国一覧保護者向けガイド
・自分がやってみたい → 全国136チームから探す
目次
  1. 30秒でわかるフラッグフットボール
  2. 何が面白いのか — 3つの魅力
  3. 基本ルール
  4. アメフトとの違い
  5. どんな人に向いているか
  6. 身につくもの
  7. 世界での立ち位置
  8. なぜLA2028オリンピック競技に?
  9. 日本では「授業でやった」人が多い
  10. 必要な道具と費用
  11. よくある質問
  12. 始め方

30秒でわかるフラッグフットボール

タックルの代わりに、腰につけた「フラッグ(旗)」を取る。それだけ覚えれば、もう観戦できます。

アメリカンフットボールから危険な接触を取り除いた競技で、防具は一切いりません。1チーム5人、ボールを持って相手陣地の一番奥(エンドゾーン)まで運べば得点です。

攻撃側は「どう抜けるか」を考え、守備側は「どう止めるか」を読む。1プレーごとに全員で作戦を立て、実行し、結果が出る——この繰り返しが競技の中身です。

ひとことで言うと
「タックルのない、頭を使う鬼ごっこ」。しかも2028年ロサンゼルスオリンピックの正式競技です。
※タックルやブロックはルールで禁止ですが、走って方向転換する競技なので、転倒や接触の可能性がゼロになるわけではありません。

何が面白いのか — 3つの魅力

フラッグフットボール3つの魅力の図解。1.足が速いだけでは勝てない(作戦と連携で勝負が変わる)2.一発逆転が起きる(長いランやパス1本で流れが変わる)3.全員に見せ場がある(役割が分かれ、全員が主役になれる)
見てすぐ伝わる、3つのおもしろさ(タップで拡大・図はFLAG START作成)

1. 足が速いだけでは勝てない

これがフラッグフットボール最大の特徴かもしれません。攻撃は1プレーごとに全員で作戦を決めてから始まります。誰がどこへ走るか、誰が囮になるか、パスかランか。

つまり「相手の裏をかいた人」が勝つ競技です。足が遅くても、いい作戦を思いつく人・囮の演技が上手い人・冷静に空いた場所を見つけられる人が活躍できます。運動が得意でなかった人が主役になる場面が、普通に起こります。

2. 一発逆転が起きる

1回のプレーで一気にタッチダウンまで走り切ることがあります。守備がひとつ読み違えただけで、試合がひっくり返る。試合時間も短く、テンポが速いので、最後まで何が起きるかわからないのがこの競技の緊張感です。

3. 全員に見せ場がある

5人しかいないので、誰かがボールに触らない試合はまずありません。パスを投げる人、捕る人、囮になる人、フラッグを取る人——役割が毎プレー入れ替わります。「今日は何もしていない」で終わる人がいないのは、チームスポーツとしてかなり珍しい性質です。

そして、防具がないぶんプレー中に声が届くのも大きいです。「右!」「後ろ空いてる!」と会話しながら進むので、初心者でもすぐチームに混ざれます。

基本ルール

フラッグフットボール基本ルールの図解。1チーム5人、タックルの代わりに腰のフラッグを取る、パスやランで前進、4回以内に中間ラインを越えさらに4回以内にタッチダウンを狙う、タッチダウン6点、危険な接触や妨害は反則
はじめてでもわかる基本ルール(タップで拡大・図はFLAG START作成。細部の規定は大会・団体により異なります)
5人制フラッグフットボールのコート基本配置図。攻撃はQB(クォーターバック)、C(センター)、WR(レシーバー)2人、RB(ランニングバック)の5人。守備はRusher(ラッシャー)、CB(コーナー)2人、LB(ラインバッカー)、S(セーフティ)の5人。中央にライン・オブ・スクリメージ。
まず覚えたい、基本フォーメーションの一例(タップで拡大・図はFLAG START作成。配置はプレーやチームによって変わります)
人数5人 vs 5人(大会により7人制などもあります)
コート50ヤード+両端にエンドゾーン
攻撃4回の攻撃でまずミッドフィールドを越え、越えたらさらに4回でエンドゾーンを目指す
得点タッチダウン6点(追加点の規定は大会により異なります)
守備ボールを持っている人のフラッグを取れば、その1プレーが終了(試合が終わるわけではなく、次のプレーへ進みます)
禁止タックル、突き飛ばし、フラッグを手で隠す行為(フラッグガード)など

ここまでが「観る・体験する」に十分な基本です。7秒ルール・ブリッツ・ノーランゾーンといった公式ルールの細かい規定は、ルール完全ガイド(IFAF公式準拠)で条文レベルまで解説しています。

詳しい公式規定を見る(IFAF公式ルール2023)

国際大会で使われるIFAF(国際アメリカンフットボール連盟)公式ルール2023では、次のように定められています。

項目規定
人数1チーム5人(登録は最大15人)
コートプレー区域 縦50ヤード×横25ヤード+両端にエンドゾーン各10ヤード
タッチダウン6点
トライ(TD後の追加点)5ヤードから成功で1点/10ヤードから成功で2点
セーフティ相手に2点
キックキックオフ・パント・フィールドゴールは存在しない
禁止事項ブロック・タックル・キックはすべて禁止(非接触)

出典:IFAF「International Flag Football Rules 2023(5 on 5 / non-contact)」。コート寸法などは主催者が年齢・会場に応じて一定範囲で変更できます。→ 詳しくは点数の見方

アメフトとの違い

フラッグフットボールとアメリカンフットボールの比較図。接触はほぼなし対強い接触あり、防具不要対防具必須、5人対11人、始める費用1万円以下対10万円から
ひと目でわかる違い(タップで拡大・図はFLAG START作成。人数や費用は代表的な目安です)
フラッグフットボールアメリカンフットボール
接触なし(フラッグを取る)あり(タックル)
防具不要ヘルメット・肩パッド等が必須
人数5人11人
初期費用1万円以下10万円前後〜
体格差影響が小さい影響が大きい
男女同じチームでプレーすることも多い基本的に分かれる

「アメフトは興味あるけど、ぶつかるのは怖い」「防具を揃えるのが大変そう」——その2つがフラッグフットボールでは丸ごと解決します。

どんな人に向いているか

逆に「激しくぶつかりたい」人には物足りないかもしれません。その場合はタックルフットボールのほうが向いています。

フラッグフットボールを通じて身につくもの

この競技が学校教育に取り入れられている理由は、体力だけでなく「考える・伝える・協力する」がプレーの中に組み込まれているからです。

フラッグフットボールを通じて身につくものの図解。考える力、コミュニケーション、協力する力、判断力、チャレンジ精神、運動習慣・俊敏性の6つ
作戦×会話×行動が成長につながる(タップで拡大・図はFLAG START作成)

1プレーごとに作戦を立て、声をかけ合い、実行して結果が出る。この短いサイクルが何十回も繰り返されるので、自然と「考えてから動く」習慣がつきます。お子さんの習い事として選ばれる理由もここにあります。

世界での立ち位置(2026年8月時点)

2026年8月にドイツで開催された世界選手権では、日本代表は男子6位・女子10位(16チーム中)でした。男子はグループリーグを3戦全勝の1位で通過し、準々決勝で王者アメリカに38-45と迫っています。優勝は男子アメリカ(6連覇)、女子カナダ(初優勝)。→ 大会の全結果

なぜLA2028オリンピック競技に?

2023年10月、IOC(国際オリンピック委員会)が2028年ロサンゼルスオリンピックの正式競技として採用を決定しました。男女各6チームが出場し、NFLは所属選手の五輪出場をすでに承認しています

採用の理由は「短時間・高速・非接触・男女平等」という4つの特徴が、現代のオリンピックが求める方向とぴったり合ったからだと説明されています。

米国では高校女子の競技者が68,847人(2024-25年度・前年比+60%)と急増中。日本でも女子代表が世界ランキング5位、2024年世界選手権で銅メダルを獲得しており、五輪出場を狙える位置にいます。

日本では「授業でやった」人が多い

フラッグフットボールは、小学校学習指導要領の解説(体育編)に「ゴール型」の例示として記載されている競技です。ゴール型の授業はバスケットボールやサッカーが主ですが、これらに替えてフラッグフットボールを指導できると明記されており、スポーツ庁の「小学校体育(運動領域)指導の手引」にも指導資料が収録されています。

実際に、全国の小学校の約3分の1にあたる約6,700校が体育の授業で実施(日本フラッグフットボール協会発表)。同協会は2010年度から小学校に用具・教材を無償提供する事業を続けており、のべ9,000校以上に助成しています。

つまり「授業でやったことがある」子は珍しくありません。授業で好きになった子が続けられる場所を探すために、このサイトがあります。

授業でフラッグフットボールをやることになった方へ——授業前に5分で読む準備ガイド/先生向けには授業の進め方と無償教材の案内があります。

必要な道具と購入費用の目安

チームによっては用具レンタルがあり、体験参加なら手ぶらでOKの場合も多いです。まず体験してから買うのが賢い順番です。買うときの目安は次のとおり。

フラッグフットボールの初期費用の図解。フラッグベルト約2,000円、ボール約3,000〜7,000円、運動靴は手持ちでOK、合計1万円以下で始められる
合計1万円以下で始められます(タップで拡大・図はFLAG START作成。価格は目安で、メーカーや購入先で変わります)
フラッグベルト2,000円前後
ボール(ジュニア用)3,000〜7,000円
運動靴でOK(芝ならトレーニングシューズが安心)
服装動きやすい服。シャツの裾はズボンに入れないのが基本(腰のフラッグに引っかからないため)
用具購入費の目安合計1万円以下(月謝などクラブに払う費用は別。→ 費用の相場はこちら

→ フラッグベルトの選び方【実売価格つき比較】

よくある質問

運動が苦手でもできますか?

できます。前述の通り、足の速さより「作戦を考える」「相手を惑わす」ほうが効く場面が多い競技です。実際、体力に自信がない人が頭脳プレーで活躍している例はよくあります。

何歳から何歳までできますか?

幼児から社会人まで幅広く行われています。接触がないぶん年齢の幅が広く、男女が同じチームでプレーする「ミックス」のチームもあります。

1人でも参加できますか?

チームによっては単身参加・見学を歓迎しています。FLAG STARTのチーム検索では「単身参加OK」「初心者歓迎」で絞り込めるので、そこから探してみてください。

怪我のリスクは?

タックルがないぶんアメリカンフットボールより格段に低いですが、急な方向転換や接触の可能性はゼロではありません。準備運動をしっかり行い、無理のない範囲でプレーしてください。

ルールは全部覚えないとダメ?

不要です。「ボールを持っている人がフラッグを取られたら、そのプレーは終わり」だけ知っていれば、初日から試合に混ざれます。細かいルールはやりながら覚えるもので、どのチームも初心者にはその前提で教えてくれます。

始め方 — 最初の一歩

フラッグフットボールの始め方3ステップの図解。1.地域のチームや体験会を見つける 2.気軽に問い合わせてみる 3.動きやすい服装でグラウンドへ。持ち物は運動靴・飲み物・動きやすい服
はじめてでも、これならすぐ動ける(タップで拡大・図はFLAG START作成)
  1. 近くのチームを探す(FLAG STARTのチーム検索で都道府県から)
  2. 体験・見学を申し込む(「未経験ですが体験できますか?」の一文でOK)
  3. 動きやすい服と運動靴で行く(用具は借りられることが多い)

これだけです。道具を買うのも、ルールを覚えるのも、その後で間に合います。

お子さんの習い事として検討している方は、子ども向けチームの全国一覧東京の小学生向けガイドもどうぞ。

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出典:IOC発表(2023年10月)/NFL発表(2025年5月・選手の五輪出場承認)/NFHS 全米州高校協会連合(2024-25年度・高校女子競技者数)/日本フラッグフットボール協会(授業実施校数)/笹川スポーツ財団(国内競技人口)/IFAF世界ランキング(2025年11月発表)。ルールの細部は大会・団体により異なります。正式な規定は所属団体・出場大会の要項をご確認ください。数値は2026年8月時点の調査に基づきます。

よくある質問

フラッグフットボールとアメリカンフットボールの違いは?

タックルがなく、代わりに腰につけたフラッグを取ることでプレーが止まります。防具も不要で、体格差の影響が小さいのが特徴です。

始めるのにいくらかかりますか?

フラッグベルトが2,000円前後、ボールが3,000〜7,000円程度。運動靴でよいので、1万円以下で始められます。体験だけならチームのレンタルで手ぶらでも可能です。

同じ質問の一覧は よくある質問まとめ にあります。

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