Drill Dictionary

練習ドリル辞典

3行でわかる

  1. 全30本を「投げる・捕る・ルート・フラッグを取る・敏捷性・チーム戦術」の6カテゴリで体系化
  2. すべて非接触(相手の体を押したり、つかんだりしない)。人数・時間・難易度つき
  3. 授業で使える19本には授業OKマーク。各ドリルに動く練習図

全30本を6カテゴリで体系化。読んだら、そのまま今日の練習で使えます。

30
ドリル
6
カテゴリ
19
授業OK

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使い方——下のボタンでカテゴリを絞り込めます。人数・難易度・所要時間は各ドリルに表示しています。各ドリルは距離・回数・時間を明記してあるので、そのまま実施できます。すべて相手の体を押したり、つかんだりしない練習です(取るのは腰のフラッグだけ)。
フラッグフットボールが初めての方は、まずフラッグフットボールとはを読むとドリルの意図がつかめます。

投げる

投げる 入門 2人 10分 授業OK
グリップ&スパイラル キャッチボール
きれいな回転(スパイラル)のかかったパスの基礎をつくる
手順
  1. ボールの紐(レース)に指をかけ、人差し指を先端寄りに置いて握る
  2. 5mの距離で向かい合い、耳の横から肘を先行させて投げる
  3. 回転が横にぶれたら距離を3mに縮めて、回転だけに集中する
  4. 10球連続できれいな回転がかかったら1m下がる
やり方を図で5mで向かい合う
5m 10球きれいに回ったら1m下がる 1 2
  1. 1耳の横から、肘を先行させて投げる。回転がぶれたら3mに縮める
  2. 210球連続できれいな回転がかかったら、受け手が1m下がる
コーチングポイント:距離を伸ばすことより回転の質を優先する。力むと肘が下がるので「耳の横から」を合言葉に。
投げる 入門 2人 8分 授業OK
ニーリングスロー
下半身を封じて、上半身の投球フォームだけを固める
手順
  1. 両膝立ちで5m離れて向かい合う
  2. 上半身のひねりと腕の振りだけで10球投げ合う
  3. 片膝立ち(投げる腕と逆の膝を立てる)でさらに10球
  4. 立って同じフォームを再現して10球
やり方を図で両膝立ち → 片膝 → 立って
5m 両膝立ち 両膝立ち 1 2
  1. 1両膝立ちで、上半身のひねりと腕の振りだけで10球
  2. 2片膝立ち(投げる腕と逆の膝を立てる)で10球 → 立って10球
コーチングポイント:上半身のひねりと腕の振りを確認しましょう。立っても同じフォームを再現できるかがポイント。フォロースルーで親指が下を向いていれば正しく投げられています。
投げる 初級 1〜2人 10分 授業OK
ターゲットスロー
コントロールの精度を数値で測り、高める
手順
  1. 壁やフェンスにマーカーで的(直径50cm目安)を決める
  2. 7mから10球投げ、命中数を記録する
  3. 8球以上当たったら10mに下げる
  4. 毎回同じ球数で記録をつけ、前回の自分と比べる
やり方を図で壁の的に7mから
7m 的は直径50cm目安 8球以上当たったら10m地点(コーン)へ 1 2
  1. 17mから10球投げ、命中数を記録する
  2. 28球以上当たったら10mに下げる。毎回同じ球数で前回の自分と比べる
コーチングポイント:的のわずかに上を狙う。記録を残すことが上達の最短ルート。
投げる 中級 2〜3人 12分
ロールアウトスロー
走りながら正確に投げる、実戦のQB動作を身につける
手順
  1. コーンを2つ、5m間隔で置く
  2. 投げ手(QB役)はコーン間を横に走りながら、7m先の受け手へ投げる
  3. 左右両方向×各5球。走る速さは5割から始める
  4. 慣れたら受け手も動かし、走りながら動く的に投げる
やり方を図で横に走りながら投げる
5m 7m 慣れたら受け手も動く QB 1 2
  1. 1コーン間5mを横に走りながら(速さは5割から)
  2. 2走りながら7m先の受け手へ。左右両方向×各5球
コーチングポイント:投げる瞬間に、肩と腰を目標へ向け直しましょう。体が流れたまま投げるとボールも流れます。
投げる 中級 2人 8分
クイックリリース
キャッチからスローまでの持ち替えを速くする
手順
  1. 5mで向かい合い、捕った瞬間に投げ返すテンポで30秒続ける
  2. 「捕る→握り直す→投げる」を1秒以内に収めることを目標にする
  3. 30秒×3セット。落とした数を記録する
やり方を図で捕った瞬間に投げ返す
5m 捕る→握り直す→投げる を1秒以内 1 2
  1. 130秒間、テンポを落とさず投げ合う
  2. 230秒×3セット。落とした数を記録する
コーチングポイント:速さの正体は握り直しの省略。捕る前から紐の位置を予測して手を出す。

捕る

捕る 入門 2人 8分 授業OK
ダイヤモンドキャッチ基礎
正しい手の形(ダイヤモンド)で捕る習慣をつける
手順
  1. 両手の親指と人差し指で菱形(ダイヤモンド)をつくる
  2. 3mの近距離で、胸より上のボールをすべてこの手形で20球捕る
  3. 胸より下は小指同士をつけた「すくう形」で20球
  4. 慣れたら距離を5mへ
やり方を図で3mの近距離から
3m 慣れたら5m 胸より上 = 親指と人差し指でダイヤモンド 胸より下 = 小指同士をつけてすくう 1 2
  1. 1胸より上のボールを20球、ダイヤモンドの手形で捕る
  2. 2胸より下を20球、すくう形で。慣れたら5mへ
コーチングポイント:体で抱え込む捕り方を今のうちに卒業させる。目でボールの先端を最後まで見る。
捕る 初級 2人 8分 授業OK
テニスボール反応キャッチ
目と手の反応速度を上げる
手順
  1. 3mで向かい合い、テニスボールをノーバウンドで投げ合う
  2. 慣れたら投げ手はフェイントを入れて左右に散らす
  3. 片手キャッチ(左右各10球)に進む
  4. 仕上げに2球同時投げ→両手で1球ずつ捕る
やり方を図で小さいボールで反応を鍛える
3m フェイントを入れて左右に散らす 1 2
  1. 1ノーバウンドで投げ合う。慣れたら投げ手がフェイントで散らす
  2. 2片手キャッチ(左右各10球)→ 2球同時投げ→両手で1球ずつ
コーチングポイント:小さいボールが捕れれば楕円球は大きく見える。失敗して笑うくらいのテンポが正解。
捕る 中級 2人 10分
オーバーショルダーキャッチ
ロングパスを走りながら肩越しに捕る
手順
  1. 受け手は投げ手に背を向けて7m先へジョグで走り出す
  2. 投げ手は受け手の進行方向の頭上へ山なりのボールを投げる
  3. 受け手は振り向かず、肩越しに視線だけでボールを追って捕る
  4. 左右の肩×各5球
やり方を図で背を向けて走り出し、肩越しに捕る
7m 進行方向の頭上へ山なり 振り向かず、肩越しに視線だけで追う 1 2
  1. 1受け手は投げ手に背を向け、7m先へジョグで走り出す
  2. 2左右の肩×各5球
コーチングポイント:減速して捕るのは失敗。ボールの落下点へ走り込み、手は最後に出す。
捕る 上級 2人 10分
サイドラインつま先キャッチ
コートに残りながら際どいボールを捕る上級技術
手順
  1. サイドライン際1mに受け手が立つ
  2. 投げ手はあえてライン外側ギリギリに5球投げる
  3. 受け手は捕球後、両足(大会規定により片足)をライン内に残す
  4. 成功数を記録し、徐々に難しいコースへ
やり方を図でライン際で足を残す
1m サイドライン あえてライン外ギリギリに投げる 捕球後、足をライン内に残す 1 2
  1. 1投げ手はライン外側ギリギリに5球
  2. 2両足(大会規定により片足)をライン内に残す。成功数を記録
コーチングポイント:先に足の位置を決めてから手を伸ばす。「捕ってから足を探す」と間に合わない。
捕る 中級 3人 10分
ディストラクション(妨害)キャッチ
目の前に守備がいても集中して捕りきる
手順
  1. 受け手と投げ手の間(受け手の1m手前)に妨害役が立つ
  2. 妨害役は接触せず、手を振ってボールの視界だけを妨げる
  3. 10球中何球捕れたか記録
  4. 役割を交代する
やり方を図で妨害役を挟んで捕る
1m 妨害役は接触せず、手を振って視界だけ妨げる 1 2
  1. 1妨害役は受け手の1m手前に立つ
  2. 210球中何球捕れたか記録して交代
コーチングポイント:妨害役は絶対に接触しない(ここは非接触の競技)。受け手はボールの後半の軌道だけ見えれば捕れることを体感させる。

ルート

ルート 初級 1〜3人 12分 授業OK
ルートツリー基礎(スラント・アウト・ゴー)
基本3ルートを正確な形で走れるようにする
手順
  1. スラント:3歩進んで、45度内側(コートの中央側)へ方向を変える
  2. アウト:5歩進んで、90度外側(サイドライン側)へ方向を変える
  3. ゴー:全力でまっすぐ前へ
  4. 各ルート×5本。コーンを置いてカット位置を固定する
やり方を図でコーンでカット位置を固定
スラント 3歩→45°内側 アウト 5歩→90°外側 ゴー WR WR WR 1 2
  1. 1各ルート×5本。コーンの位置でカットする
  2. 2カットは外側の足で地面を蹴って切り返す
コーチングポイント:カットの手前で減速しない選手はいない。減速を短くする意識で差がつく。ルートの図解は本サイトのパスルート辞典を参照。
ルート 入門 1人〜 8分 授業OK
コーンカット
鋭い方向転換の足づかいを身につける
手順
  1. コーンを5m間隔でジグザグに5個置く
  2. 外側の足で地面を蹴って切り返しながら走り抜ける
  3. 3往復×2セット
  4. 慣れたらタイムを計る
やり方を図でジグザグに5個
5m間隔 外側の足で地面を蹴って切り返す 1 2
  1. 13往復×2セット
  2. 2慣れたらタイムを計る
コーチングポイント:切り返しの瞬間に腰を落とす。上体が立ったままだと膨らむ。
ルート 中級 2人 8分
スタッターステップ
細かい足踏みで守備の重心を外す
手順
  1. 5m先に守備役(動かない)を立たせる
  2. 守備役の1m手前で細かい足踏みを2歩入れ、左右どちらかへ抜ける
  3. 守備役は重心が釣られた方向を申告する
  4. 10本やって何回釣れたか記録
やり方を図で守備役の手前で細かく2歩
5m 1m手前で足踏み2歩 1 2
  1. 1守備役は動かない。1m手前で細かい足踏みを2歩入れる
  2. 2左右どちらかへ抜ける。守備役は重心が釣られた方向を申告
コーチングポイント:足踏みは「速く小さく」。大きく踏むと自分が減速するだけ。
ルート 上級 2〜3人 10分
ダブルムーブ(アウト&アップ)
一度目のフェイクで守備を止め、縦に抜く
手順
  1. アウトを走るふりをして90度外へ2歩
  2. QBが投げるふり(ポンプフェイク)を入れる
  3. 受け手は即座に縦(アップ)へ加速し、ロングパスを受ける
  4. 5本×2セット
やり方を図でアウトのふり → 縦へ
アウトのふり 2歩 即座に縦へ QBはポンプフェイク QB WR 1 2
  1. 1アウトを走るふりで外へ2歩。QBは投げるふり(ポンプフェイク)
  2. 2守備が食いついたら縦へ加速し、ロングパス。5本×2セット
コーチングポイント:1度目のカットを本物に見せることがすべて。手を抜いたフェイクは誰も釣れない。
ルート 中級 2人 12分
タイミングパス
QBと受け手の「合わせ」をつくる
手順
  1. ルートを1つ決める(例:5歩アウト)
  2. QBは受け手がカットする「前」に投げ始める
  3. 受け手が振り向いたらボールが来ている状態を目指す
  4. 同じルートを10本繰り返し、成功率を記録
やり方を図でカットの「前」に投げ始める
5歩アウト WRがまだ縦に走っている間に投げ始める QB WR 1 2
  1. 1ルートを1つ決め、QBは受け手がカットする前に投げ始める
  2. 2振り向いたらボールが来ている状態が目標。10本で成功率を記録
コーチングポイント:上手いパスは受け手が振り向く前に投げられている。信頼して投げる練習でもある。

フラッグを取る

フラッグを取る 入門 2人 8分 授業OK
ミラードリル
相手の動きに正対し続ける守備の足づかい
手順
  1. 5m幅のラインを挟んで向かい合う
  2. 攻撃役は左右にステップ、守備役は鏡のように追従する(接触なし)
  3. 30秒×3セット、役割交代
  4. 守備役は攻撃役の腰(フラッグの高さ)から目を離さない
やり方を図でラインを挟んで鏡のように
5m 腰(フラッグの高さ)から目を離さない 1 2
  1. 1攻撃役は左右にステップ、守備役は鏡のように追従(接触なし)
  2. 230秒×3セットで役割交代
コーチングポイント:見るのは顔でもボールでもなく腰。腰は嘘をつかない。
フラッグを取る 入門 4人〜 10分 授業OK
フラッグ鬼ごっこ
遊びながらフラッグを取る・守る感覚を養う
手順
  1. 10m四方のエリアに全員フラッグを着けて入る
  2. 制限時間1分で、自分のフラッグを守りながら他人のフラッグを取る
  3. 取られた人もエリアに残り、取り続けてよい(腰から抜けたら付け直す)
  4. 取った本数が最多の人が勝ち
やり方を図で10m四方で1分
10m四方 全員フラッグ着用 制限時間1分 1 2
  1. 1自分のフラッグを守りながら、他人のフラッグを取る
  2. 2取られても残って取り続けてよい(抜けたら付け直す)。最多本数が勝ち
コーチングポイント:授業の導入に最適。「押さない・つかまない」だけ先に約束する。
フラッグを取る 初級 2人〜 8分 授業OK
ゲートフラッグプル
正面から来る相手のフラッグを確実に取る
手順
  1. コーンで幅3mのゲートをつくる
  2. 攻撃役はゲートを走り抜ける、守備役はゲート内で待ちフラッグを取る
  3. 10本中何本取れたか記録して交代
  4. 慣れたらゲート幅を4mに広げる
やり方を図で幅3mのゲートで待つ
3m 慣れたらゲート幅を4mに 1 2
  1. 1攻撃役はゲートを走り抜ける。守備役はゲート内で待ってフラッグを取る
  2. 210本中何本取れたか記録して交代
コーチングポイント:取りにいくのは相手が目の前に来た瞬間。早く手を出すとかわされる。腕を伸ばして「振り抜く」。
フラッグを取る 中級 2人 10分
アングルプル(追走)
横・後ろから追いかけて取る角度を身につける
手順
  1. 攻撃役はサイドラインに沿って7割の速さで縦へ走る
  2. 守備役は3m内側の後方からスタートし、進路の先を狙って追う
  3. フラッグを取れる距離まで追いついたら取る(押さない)
  4. 5本ずつ交代。速さを徐々に上げる
やり方を図で進路の先を狙って追う
3m サイドライン 7割の速さで縦へ 守備は進路の先を狙う(押さない) 1 2
  1. 1守備役は3m内側の後方からスタート
  2. 2フラッグを取れる距離まで追いついたら取る。5本ずつ交代
コーチングポイント:相手のいる場所ではなく「行き先」へ走る。まっすぐ追うのは一番遠回り。
フラッグを取る 中級 3人 10分 授業OK
2対1プル
2人で協力して、進路を限定してからフラッグを取る守備
手順
  1. 幅10mのエリアで攻撃1人・守備2人
  2. 守備は1人が正面に立って進路を限定し、もう1人が横からフラッグを取る役割を決めてから始める(体で止めない・接触なし)
  3. 攻撃がエンドラインを越えたら攻撃の勝ち
  4. 3本ごとに役割・攻守を交代
やり方を図で守備2人の役割を決めてから
エンドライン 幅10m 正面で減速させる 横から取る 1 2
  1. 1守備は「正面で減速させる役」「横から取る役」を決めてから
  2. 2攻撃がエンドラインを越えたら攻撃の勝ち。3本ごとに交代
コーチングポイント:2人が同時にフラッグへ向かうのが最悪の形。「進路を限定する役」と「取る役」を声で決めてから動く。体で止めない。

敏捷性

敏捷性 入門 1人〜 10分 授業OK
ラダー基礎3種
足の回転と接地の速さを上げる
手順
  1. 1マス2歩(イン・イン)で往復
  2. 横向きシャッフルで往復
  3. イン・イン・アウト・アウトで往復
  4. 各3本。ラダーがなければ地面に線を引けばよい
やり方を図でラダーがなければ線を引けばよい
① 1マス2歩(イン・イン) ② 横向きシャッフル ③ イン・イン・アウト・アウト 1
  1. 13種類を各3本。速さより足のリズムを優先
コーチングポイント:速く見せるより「音を小さく」。接地が静かな選手は次の一歩が速い。
敏捷性 初級 1人〜 8分 授業OK
5-10-5シャトル
切り返しの速さを測定・強化する定番ドリル
手順
  1. 5m間隔でコーンを3つ並べ、真ん中からスタート
  2. 右コーンへ5m→左コーンへ10m→真ん中へ5mを全力で
  3. タイムを計り記録する
  4. 2〜3本で十分(質重視)
やり方を図で真ん中からスタート
5m 5m 右へ5m 左へ10m タイムを計って記録 1 2
  1. 1右5m → 左10m → 真ん中へ5m を全力で
  2. 22〜3本で十分(質重視)
コーチングポイント:コーンの外を回らずタッチで折り返す。疲れてからやっても速くならない、元気なうちに全力で。
敏捷性 中級 2人 10分 授業OK
ジュークドリル
1対1で守備をかわすステップの引き出しを増やす
手順
  1. 幅5mの通路を作り、守備役が中央に立つ
  2. 攻撃役は助走から、守備役の手前でステップを入れてかわす(接触禁止)
  3. 守備役はフラッグを取りにいく
  4. 5本ずつ交代。使ったステップの種類を数える
やり方を図で幅5mの通路をかわす
幅5m 接触禁止 守備はフラッグを取りにいく 1 2
  1. 1助走から、守備役の手前でステップを入れてかわす
  2. 25本ずつ交代。使ったステップの種類を数える
コーチングポイント:かわす方向と逆に一度「重さ」を見せる。上手な選手ほど、かわす前が遅い。
敏捷性 初級 1〜2人 8分
バックペダル&ターン
守備の後退から反転して追う動きをつくる
手順
  1. 10mを後ろ向き(バックペダル)で走る
  2. 笛や合図で反転し、前向き全力で10m
  3. 3本×左右の反転で計6本
  4. 慣れたら合図をランダムにする
やり方を図で合図で反転
後ろ向き(バックペダル)10m 反転 → 前向き全力10m 笛や合図で反転 1 2
  1. 110mを後ろ向きで走り、合図で反転して前向き全力10m
  2. 23本×左右の反転で計6本。慣れたら合図をランダムに
コーチングポイント:後退中は重心を低く、つま先で。反転は「腰から回す」と半歩速い。
敏捷性 入門 2人〜 8分 授業OK
リアクションスプリント
合図への反応からの初速を上げる
手順
  1. うつ伏せ・長座・後ろ向きなど不利な姿勢からスタート
  2. 合図で起き上がり10m全力
  3. 姿勢を変えて計6本
  4. 2人で競争にすると質が上がる
やり方を図で不利な姿勢から10m
10m うつ伏せ・長座・後ろ向きから 2人で競争すると質が上がる 1 2
  1. 1合図で起き上がり、10m全力
  2. 2姿勢を変えて計6本
コーチングポイント:最初の3歩は歩幅を狭く。いきなり大股は転ぶ。

チーム・戦術

チーム・戦術 入門 4人〜 10分 授業OK
ハドル30秒ドリル
作戦を全員に正確に伝える、この競技の心臓部を鍛える
手順
  1. 攻撃側は30秒以内に作戦(誰がどこへ走るか)を決め、それぞれの位置へ移動する
  2. 1プレー実行後、また30秒ハドル
  3. これを5プレー連続で回す
  4. 伝達ミスが出たら、なぜ伝わらなかったかを30秒だけ話す
やり方を図で30秒で決めて散開
ハドル 30秒 誰が・どこへ走るか を決める WR WR RB C QB 1 2
  1. 130秒以内に作戦を決めて散開する
  2. 21プレー実行→また30秒ハドル。5プレー連続で回す
コーチングポイント:上手なハドルは「全員が一言ずつ」。1人が喋り続けるチームは本番で崩れる。授業の核として最適。
チーム・戦術 初級 3人 10分 授業OK
スナップ&ハンドオフ基礎
プレー開始の動作を淀みなくする
手順
  1. センターは股の間からQBへボールを渡す(スナップ)×10本
  2. QBはランナーの腹へボールを差し込むハンドオフ×10本
  3. スナップ→ハンドオフ→5m走を通しで10本
  4. 落とした数を記録する
やり方を図でスナップ → ハンドオフ → 5m走
5m走 スナップ(股の間から) ハンドオフ(腹に差し込む) C QB RB 1 2
  1. 1スナップ×10本 → ハンドオフ×10本 を別々に
  2. 2スナップ→ハンドオフ→5m走を通しで10本。落とした数を記録
コーチングポイント:ハンドオフは渡す側が最後まで両手で。もらう側は肘を上げて「箱」をつくる。
チーム・戦術 初級 3人 8分 授業OK
トライアングルパス
動きながらの投げ捕りをチームのリズムにする
手順
  1. 3人が7m間隔の三角形に立つ
  2. 投げたら次の頂点へ走って三角形を保つ
  3. 時計回り3分・反時計回り3分
  4. 落とさず何回続くか記録
やり方を図で投げたら次の頂点へ
7m 7m 時計回り3分・反時計回り3分 A B C 1 2
  1. 17m間隔の三角形。投げたら次の頂点へ走って三角形を保つ
  2. 2落とさず何回続くか記録
コーチングポイント:基本は「投げてから走る」。慣れてきたら、発展の目標として「走りながら投げる」に進むと実戦の形になります。
チーム・戦術 上級 6人〜 15分
2分間ドリル
残り時間を計算しながら攻めきる試合感覚を養う
手順
  1. 残り2分・20m先のエンドゾーンまで攻める設定でスタート
  2. 攻撃は時間を見ながらプレーを選ぶ(時計を止める/進めるの判断)
  3. タッチダウンか時間切れで終了、攻守交代
  4. 終了ごとに「どこで時間を失ったか」を1分で振り返る
やり方を図で残り2分・20m先のエンドゾーン
エンドゾーン 20m 外に出れば時計が止まる ランは時計が進む D D D C QB WR WR RB 1 2
  1. 1攻撃は時間を見ながらプレーを選ぶ(止める/進める)
  2. 2タッチダウンか時間切れで交代。「どこで時間を失ったか」を1分で振り返る
コーチングポイント:慌てるチームはハドルが長い。プレーの引き出しを2つ事前に決めておくのが実戦のコツ。
チーム・戦術 入門 6人〜 15分 授業OK
ミニゲーム3対3
習ったすべてを、易しいゲーム形式で統合する
手順
  1. 幅10m×縦15mのコートで3対3
  2. 攻撃側は3回の攻撃でエンドゾーン(ゴール)を目指す。走っても投げてもよい
  3. 守備はフラッグを取ればその地点でプレー終了
  4. 3回攻めたら攻守交代。タッチダウン数で競う
やり方を図で幅10m×縦15m
エンドゾーン 攻撃3回でエンドゾーンへ ラン・パス自由 フラッグを取られたら終了 QB 1 2
  1. 13回攻めたら攻守交代
  2. 2タッチダウン数で競う
コーチングポイント:授業の締めに最適。上手な子が全部やらないよう「全員が1回はボールに触る」ルールを足すとよい。

図解つきのルート解説はこちら

パスルート図解辞典

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ドリルで基礎ができたら、次は作戦集でチームの動きへ。

各ドリルは一般的なフットボール指導で広く用いられる練習方法を、フラッグフットボール(非接触)向けにFLAG STARTが再構成したものです。実施の際は十分なスペースを確保し、接触を伴うアレンジは加えないでください。体育の授業での位置づけは先生向け授業ガイドをご覧ください。2026年8月26日公開。

よくある質問

フラッグフットボールの練習は何から始めればいいですか?

まず「捕る」(ダイヤモンドキャッチ)と「フラッグを取る」(ミラードリル・フラッグ鬼ごっこ)から始めるのがおすすめです。この2つは2人いればでき、試合の楽しさに直結します。投げる技術はニーリングスローでフォームから固めると遠回りに見えて最短です。

一人でもフラッグフットボールの練習はできますか?

できます。ターゲットスロー(的当て)、コーンカット、ラダー、5-10-5シャトル、リアクションスプリントなどは一人で実施可能です。詳しくは「一人でできる練習メニュー」の記事もあわせてご覧ください。

体育の授業で使えるドリルはどれですか?

この辞典の19本に「授業OK」マークをつけています。特にフラッグ鬼ごっこ(導入)、ハドル30秒ドリル(作戦学習の核)、ミニゲーム3対3(まとめ)の流れは、接触なしで全員に役割が生まれる授業構成として使えます。

同じ質問の一覧は よくある質問まとめ にあります。

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